持ち込めば2,400円、不用品回収業者は12,000円でした。
かえどき編集部 佐藤 奈々 / 2026年9月21日 更新
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大田区は車で持ち込めるかどうかで、金額が倍以上変わります持ち込めば¥2,400円 で済みます
※同じ品目でも、収集を頼むと5,700円です。2026年8月に区の申込サイトで確認しました。不用品回収業者に頼んだときの確定額は12,000円です。
23区のなかでも、大田区の減額幅は大きいほうです
大田区では、自分で施設へ持ち込むと手数料が減額または免除されます。当サイトが実際に申し込んだところ、収集なら5,700円、持ち込みなら2,400円でした。同じ片付けを不用品回収業者に頼んだときの確定額は12,000円です。
※不用品回収業者の12,000円は、この7点に毛布・小物類を加えた軽トラ1台分の金額です。同じ荷物での比較ではありません。
実際の申込画面|収集5,700円が、持ち込みなら2,400円
布団4点と箱物家具3点を申し込んだ画面です。左に収集の合計、右に持ち込みの合計が同時に表示されます。
布団の持込料金は「−」となっており、持ち込みの対象外であることが分かります。
※プライバシー保護のため、メールアドレスの表示を加工しています。
| 品目 | 収集 | 持ち込み |
|---|---|---|
| 椅子(応接用を除く) | 300円 | 0円 |
| 衣装ケース | 300円 | 0円 |
| アイロン台 | 300円 | 0円 |
| キャンプ用品(テーブル・椅子) | 300円 | 0円 |
| 椅子(応接用1人用) | 900円 | 500円 |
| 椅子(応接用2人以上用) | 2,300円 | 1,200円 |
| 鏡台・ドレッサー | 1,300円 | 700円 |
| ウッドカーペット | 1,300円 | 700円 |
| 布団 | 300円/点 | 対象外 |
出典:大田区粗大ごみインターネット受付(2026年8月確認)
※300円の品目は、持ち込むと0円(無料)になります。一方で布団は持ち込みの対象外でした。品目によって扱いが異なります。
大田区では、たんす・食器棚・本棚・カラーボックスなどをまとめて「箱物家具」として扱います。判定は一番長い辺と、その次に長い辺の合計です。
| 長い2辺の合計 | 収集 | 持ち込み |
|---|---|---|
| 135cm以上〜180cm未満 | 900円 | 500円 |
| 180cm以上〜270cm未満 | 1,300円 | 700円 |
| 270cm以上〜360cm未満 | 2,300円 | 1,200円 |
※対象:たんす、食器棚、本棚、カラーボックス、キャビネット、下駄箱、オーディオラック、簡易棚、米びつ(レンジ台一体型)など。
2段以上の衣装ケースも「箱物家具」として申し込みます。
申し込む前に、寸法を測ってください
箱物家具は品目名ではなく、サイズで金額が決まります。「たんす」と入力しても、長い2辺の合計を聞かれます。
区分をまたぐと金額が大きく変わります。180cmを境に900円と1,300円、270cmを境に1,300円と2,300円です。メジャーで測ってから申し込むと、手続きがスムーズです。
ただし、ここまでの金額はすべて自分で運び出せる場合のものです。次のセクションがその話です。
持ち込みの2,400円は「車がある人の値段」です
区の粗大ごみ回収は、指定の場所に出されたものを回収する仕組みです。室内から運び出す作業は含まれていません。持ち込みなら、さらに京浜島まで自分で運ぶことになります。
【重要】5,700円で済むための条件(収集の場合)
・自分たちで指定の場所まで運び出せること
一戸建ては玄関先・門前、集合住宅は粗大ごみ置き場や集合玄関前までです。食器棚や仏壇は、大人2人でも持ち上がりません。
・処理券を貼って、収集日の朝に出しておくこと
・家具の中身をすべて出しておくこと
【重要】2,400円で済むための条件(持ち込みの場合)
・搬入先:京浜島不燃ごみ処理センター(大田区京浜島3-5-7)
・対象:大田区民のみ。氏名・住所を確認できるものが必要です
・個数:1回につき10個まで、1世帯につき年度内4回まで
・申込:電話のみ(インターネットでは申し込めません)
・待ち日数:申込から持込日まで10日以上先になる場合があります
京浜島は工業地帯にあり、車での搬入が前提です。現地では係員が手伝わないため、重い家具も自分で車から降ろす必要があります。
つまり、こういうことです
5,700円は「自分で運び出せる人の値段」、2,400円は「車があって、京浜島まで運んで自分で降ろせる人の値段」でした。
0円になる品目があっても、運べなければ使えません。運び出せない場合、区は選択肢になりません。
頑張れば運べる、という場合も落とし穴があります
家族や知人に手伝ってもらって運び出す、という選択もあります。今回も一度は検討しました。ただ、次の3点で難しいと判断しました。
時間|収集なら当日の朝、持ち込みなら京浜島までの往復が必要です
収集に出す場合は、収集日の朝に指定の場所へ出しておくのが原則です。集合住宅では粗大ごみ置き場が広くありません。前日から大型家具を置いておくと通行の妨げになるため、実質的に当日の朝、限られた時間で運び出すことになります。
持ち込む場合は、京浜島まで車で往復し、荷下ろしも自分で行います。積み込み・搬入・荷下ろしを含めると半日仕事です。しかも申込から持込日まで10日以上先になることがあります。
大人が複数人、まとまった時間を空けられるかどうか。ここが最初の壁でした。
建物|壁や床を傷つけると、原状回復費がかかります
大型家具を階段で降ろすと、壁の角や床、エレベーターに当たります。運び慣れていない人が作業すると、その確率は高くなります。
賃貸物件や、これから退去する部屋であれば、傷の分だけ原状回復費が発生する可能性があります。処分費を節約したつもりが、かえって高くつくこともあります。
今回の食器棚は三辺の合計が2.0mを超える大きさで、座卓は一枚板でした。重量物を階段で扱う前提になります。
気持ちと近隣|外に置いておくのが難しいものがあります
今回は仏壇がありました。
粗大ごみとして出す場合、回収されるまで屋外の置き場に置くことになります。仏壇のようなものを集合住宅の共用部に置いておくのは、気持ちの面でも、近隣への配慮としても、ためらいがありました。
不用品回収業者に頼めば室内から直接運び出してもらえるので、外に置く時間がありません。
3つとも、不用品回収業者に頼めば解決します
時間——依頼者は立ち会うだけで、運び出しは不用品回収業者が行います。京浜島まで運ぶ必要もありません。
建物——搬出に慣れた作業員が対応します。ただし養生をしない不用品回収業者もあるため、事前の確認が必要です。
気持ちと近隣——室内から直接運び出すため、屋外に置く必要がありません。
「自分で運べるかどうか」だけでなく、「運んだあと何が起きるか」まで含めて判断してください。
大田区の収集日は、空いている日から選ぶ方式です
区の粗大ごみは品目ごとの申込です。食器棚やたんすの中身は、別に分けて処分することになります。当サイトが隣の品川区に確認したときは、「箪笥の中にある食器やその他のものは回収できません。入っていた場合は回収しません」と案内されました。
不用品回収業者はまとめて持っていきます
不用品回収業者は、食器棚と中身をまとめて回収できます。分別も、別日の回収待ちも必要ありません。
さらに買取に対応している不用品回収業者もあります。問い合わせのときに「買取できるものがあれば見てもらえますか」と聞いてみてください。
※買取の可否は、品物の状態や年式によって変わります。
大田区の収集日は、カレンダーから空いている日を選ぶ方式です。地域ごとに曜日が固定されている区とは、仕組みが違います。ただし早く申し込まないと、選べる日が減ります。
実際の申込画面|2026年9月の空き状況
2026年8月25日に確認した、9月の収集希望日カレンダーです。
選択できたのは10日・14日・17日・21日・24日・28日で、いずれも木曜または月曜でした。
9月上旬はすべて「締切」、3日と7日は「満了」と表示され、選べません。
つまり、早く申し込むほど選べます
カレンダーには「選択可」「満了」「締切」「不可」の4つの状態があります。申し込みが集中した日は「満了」になり、選べなくなります。
実際に確認した時点では、約2週間先からしか選べませんでした。引越しや退去の日が決まっている方は、決まった時点で申し込んでください。
申し込みが混み合う時期は、さらに先まで埋まることがあります。間に合わないなら、希望日を相談できる不用品回収業者を前提に考えてください。
【参考】住宅タイプと出す場所も選びます
申込画面では住宅タイプ(一戸建て/集合住宅)とごみを出す場所を選択します。
一戸建ては玄関先・門前、集合住宅は粗大ごみ置き場や集合玄関前が基本です。マンションにお住まいの方は、事前に管理人や管理会社に置き場所を確認してください。
| 品目 | どうすればよいか |
|---|---|
| 家電4品目 エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機 | 家電リサイクル法の対象。購入店・買替店または家電リサイクル受付センターへ |
| パソコン・モニター | メーカーによる回収 |
| オートバイ | 区では収集できません。販売店・専門不用品回収業者へ |
| ピアノ | 区では収集できません。専門不用品回収業者へ ※オルガン・電子ピアノは収集できます(2,300円) |
| 消火器・ボンベ・危険物 | 販売店・専門機関へ |
| 土 | 植木鉢の土は収集できません。販売店・専門不用品回収業者へ ※植木鉢・プランター本体は300円で収集できます |
| 電動車椅子 | 区では収集できません。販売店・専門不用品回収業者へ |
| 事業活動から出たもの | 収集も持ち込みもできません |
【重要】一辺230cmを超えるものは収集できません
アコーディオンカーテン、カーテンレール、ウッドカーペット、脚立などは、一辺でも230cmを超えると収集できません。切断・分解・折り曲げて230cm以下にする必要があります。
自分で切断や分解ができない場合、この作業ごと不用品回収業者に頼むことになります。
【参考】区が買取・譲渡のサービスを案内しています
大田区は粗大ごみに出す前のリユースとして、一括査定サービスや地域内の譲り合い掲示板を公式に案内しています。
まだ使えるものが含まれている場合は、そちらも選択肢になります。不用品回収業者に依頼する場合も、買取に対応している不用品回収業者なら処分費用と相殺される可能性があります。
| 受付窓口 | 大田区粗大ごみ受付センター |
|---|---|
| 電話 | 0570-037-530 ※ナビダイヤルが使えない場合は 03-6631-7050 |
| 受付時間 | 8:00〜19:00(年末年始を除く) 日曜日・祝日も受け付けています |
| インターネット | 24時間受付 申し込まずに品目別の手数料を検索できます |
| 粗大ごみの基準 | 一辺の長さがおおむね30cm以上 |
| 1回の個数 | インターネット10個まで/電話20個まで |
| 処理券 | 「大田区ごみ処理券取扱所」の掲示がある商店・コンビニ・スーパーなど |
| 出し方 | 処理券に収集日と名前または受付番号を書き、品物ごとに貼付 一戸建ては玄関先・門前、集合住宅は粗大ごみ置き場や集合玄関前 |
| サイズの上限 | 一辺でも230cmを超えるものは収集できません。切断・分解して230cm以下にする必要があります |
| 持ち込み | できます(京浜島不燃ごみ処理センター) ※申込は電話のみ |
見積もりは電話またはメールで届きます/全国対応・無料
この先では、不用品回収業者を選ぶときに何を見るかをお伝えします
確認先|大田区の公式ページ
※料金や受付内容は変更される場合があります。お申し込み前に必ず公式ページでご確認ください。
同じ荷物で実際に5社から見積もりを取りました
当サイトは、東京都内で実際に5社から見積もりを取りました。木製の食器棚(中に食器とグラス)、仏壇、木製のローテーブル、敷布団4枚、毛布、小物類。自分たちでは運び出せない荷物です。
同じ荷物なのに、最初の提示で最も高い社と最も安い社に
1.80倍の差
15,000円 〜 27,000円(税込)
同じ荷物で5社に見積もりを取った結果
写真を送る前の、最初の提示額でそろえています(2026年8月・税込)
※社名は伏せています。特定の不用品回収業者をすすめる記事ではないためです。
見るべきところは3つです
① 基本料金では差がつきません。
5社とも13,000〜14,000円で、開きは1,000円だけでした。差がつくのは品目単価です。食器棚は0円〜5,000円と5,000円の開きがありました。「基本料金◯円〜」だけでは総額は判断できません。
② 最初の表示は概算です。写真を送って確定させてください。
最終的に依頼した会社の金額は、やり取りのなかで15,000円→10,000円→12,000円と3回変わりました。
③ 追加料金の条件は、金額欄の外に書いてあります。
養生をしない、家具の中身は自分で梱包する、土や砂は回収せず返却する、季節や時間帯で金額が変わる、作業員が1名で来ることがある。どれも金額表には現れません。
【参考】5社の見積もりと、各社が書いてきた文面
金額の内訳、口コミ件数、不用品回収業者から届いた文章までを、東京都のページに記録しています。回収を断られることがあるものの一覧も掲載しています。
大田区の場合の判断です
車があるかを確認する
大田区は持ち込むと大きく安くなります。0円になる品目もあります。
寸法を測って、合計額と収集日を調べる
箱物家具は長い2辺の合計で金額が決まります。収集日は空き枠から選びます。
複数社に、写真を送って見積もりを取る
最初の表示は概算です。実物を見ていないためです。
見積もりは電話またはメールで届きます/全国対応・無料
申込条件は各社の公式サイトでご確認のうえお進みください
東京23区の粗大ごみ情報
料金・申込方法・持ち込みの可否は区によって違います。
※グレーの区は準備中です。
大田区は持ち込みで0円になる品目がありますが、隣の目黒区は持ち込みができません。
この記事を書いた人
かえどき編集部 佐藤 奈々(筆名)
実際に自治体へ申し込み、不用品回収業者から見積もりを取って記事を書いています
不用品回収・粗大ごみの比較を担当。 自治体の公式ページと申込サイトを一次資料として確認し、 実際に申し込んで手数料と条件を確かめています。 不用品回収業者についても、当サイト自身が見積もりを依頼し、届いた内容をそのまま掲載しています。 自治体のほうが安く済むケースも、隠さずお伝えする方針です。
本名での執筆は事情により控えており、筆名で担当しています。 掲載内容の責任は運営者である合同会社Simple Connectが負います。